子どもに安心・安全な物を食べさせたい。
無添加で自然な食事を子供に食べさせたい。
。。と、頭ではなんとなく思っていても、日々の食卓へ気軽に取り入れるには、なんか大変そうってイメージがないでしょうか。
また、オーガニック食品やナチュラル食品は一般的な食品よりも少々値が張るので、手が出しにくい点でもあります。
ママ
私たちには3歳の娘がおり、お腹に授かってからより食に対しての意識が高まりました。
野菜は無農薬、お肉や魚も質の良いものを中心に。
食品表示をチェックし、なるべく添加物の少ないものを選ぶ、などなど。
自分たちで調べて、納得したものを購入していました。
でも、色々とこだわり始めたら、これが結構大変。。。
添加物を気にしすぎて、あれもダメ、これもダメと、ダメな物だらけで、何を食べたら良いかわからない時もありました。
そんな時に、味付けの基盤となる調味料から変えたらどうだろう?と思い、少しずつ食卓へ取り入れるようになりました。
✤ 経済的にも無理なく始められる。
✤ 料理の腕がワンランクアップしたような気分になる。
✤ ミネラル・ビタミン等を普段の食事から補うことができる。
✤ 料理に手間をかけなくても美味しくできて、家族にも大好評。
✤ 自然と体に優しい味付けになる。
✤ 子どもへ正しい食の知識を伝える事ができる。
毎日使う調味料をちょっと変えるだけでこんなにも変わります。
今回はそんな我が家の調味料の選び方・向き合い方についてご紹介いたします。
【味噌・醤油】の選び方
まずは、味噌と醤油の選び方から。
選び方はいたってシンプルです。
私たちが味噌・醤油を選ぶ時は、本来は何からできているのか?という事を大切にしてます。
味噌は何から作られるのでしょうか?
原材料は大豆・米・塩・麹ですよね。
醤油はどうでしょう?
原材料は大豆・小麦・塩・麹です。
商品の裏面を見てみると、これら以外の物が結構入っている事に気が付きます。
本来必要な原料以外のものが入っていたら、何の為に入っているか?を考えましょう。
味、色、香りを加えるため?
食品を長持ちさせるため?
古来の方法で味噌・醤油を作るには熟成期間が長い上に、非常に手間ひまが必要です。
よって安く、大量に生産するには早く熟成させたり、原料を変えるなどして工夫することになります。
その結果、安くて一見風味のある味噌や醤油が出来上がるのです。
生産者さんを応援する意味でも、何を選ぶかは大切にしたいです。
私たちは必要な原材料のみから作られた商品を選ぶようにしてます。
原材料の数を数えるとだいたい3~4つ。
すると、結果的に体に優しい調味料を選択する事ができます。
【砂糖・塩】の選び方
砂糖、塩は製造方法によって選んでいます。
様々な作り方があり商品によっては体に必要なものが除外され、不必要なものが添加されているものもあります。
砂糖の作り方の違い
砂糖は製造方法により「分蜜糖」と「含蜜糖」に分けられます。
- 分蜜糖・・・上白糖、グラニュー糖、白ザラ糖、三温糖など
- 含蜜糖・・・黒糖、きび砂糖、てんさい糖、素焚糖など
分蜜糖とは、蜜が分かれていると書いている通り、蜜などのミネラル分や不純物を取り除いている糖分です。
精製の過程で、大量の化学物質や漂白剤などで白くされている説と、イオン交換装置で不純物や着色物質を取り除く説があり、どちらが有力説か定かではありません。
ただ、どちらの製造過程においても分蜜糖は、ビタミンミネラルなどの微量栄養素を失った酸性食品となってしまいます。
そして、白砂糖は酸性食品。
酸性食品である白砂糖が体内に入ってくると、それを中和するために体内のミネラル分が奪われてしまい、せっかく野菜などで吸収した栄養素が無駄になってしまいます。
よって私たちが選ぶのは、ミネラルを含んだ含蜜糖。
ミネラルなどの栄養素が豊富の上、自然由来のものなので体に優しい甘味料となります。
特に私たちは含蜜糖の中でも、素焚糖(すだきとう)を選ぶようにしています。
素焚糖(すだきとう)は奄美諸島産さとうきび原料を100%使用した、国産のお砂糖です。
サラサラした粉状の砂糖なので、お料理に使いやすいのもポイントです。
〇きび砂糖は、クセがなく料理には使いやすいのですが、ミネラル分が少し落ちる点が気になります。
〇てんさい糖は、国内産でも栽培過程で農薬を使用していたり、海外産は遺伝子組み換え作物の栽培が許可されているので選んでません。
塩の作り方の違い
塩は製造方法により、「精製塩」、「再製加工塩」、「天然塩」と3つに分けられます。
- 精製塩・・・工業的に精製された塩。純度99.5%以上の塩化ナトリウムから構成されており、ミネラルはほとんど含まれていない。
- 再製加工塩・・・精製塩にミネラル分やにがりを人工的に添加して成分調整したもの。
- 天然塩・・・塩田などで自然に濃縮する昔ながらの製法で作られた塩。塩化ナトリウムの純度が低く、ミネラルが多く含まれている。
私たちが選ぶ塩は、ミネラルたっぷり、手間暇かけて作られた天然塩。
天然塩には、天日塩・岩塩・湖塩の三種類があり、その中でも私たちは天日塩と岩塩を料理や用途によって使い分けてます。
食事以外にも、洗顔やマッサージなど生活の様々な場面で活用しみてください。
そして、天日塩について。
製造方法の多様化から、精製塩や再製加工塩との判別が難しいものもあります。
- 天日・平釜・・・ミネラル分が豊富。
- 天日・焼成・・・ミネラル分が豊富な上にダイオキシンなどの不純物も除去されている。
逆に言うと天日・平釜・焼成以外の表記は、ミネラルが少なかったり体に取り入れたくない物が添加されているので、私たちは選びません。
塩の製法を表示するには↓をクリックしてください。
〇天日
塩田に海水を入れて、太陽と風の力で水分を自然蒸発させる伝統的な手法。
ミネラルが多く含まれてます。
〇平釜
密封されていない釜で煮詰めて、塩水を濃縮または結晶化させる伝統的な工程。
こちらもミネラルが多く含まれてます。
〇焼成
塩の結晶を焼いて、塩をサラサラにさせる工程。
湿気のない塩が出来るだけでなく、海水に含まれるダイオキシンや環境ホルモンなどの不純物を除去する効果もあります。
〇イオン交換膜法
海水から電気によって塩化ナトリウムだけを取り出す製法。
大規模生産されていて市場の約8割の塩が、このような工業的な製法です。
ミネラル分はほどんど入っていません。
〇逆浸透膜
細かいフィルターと浸透圧の原理を利用して、塩水をろ過し、塩と水に分ける工程。
フィルターにミネラル分が詰まり、ミネラルバランスが崩れている可能性あり。
〇立釜
密封型の釜に塩水を入れ、水分を蒸発させて塩を抽出する製法。
平釜に比べると塩化ナトリウム濃度が高くなり、ミネラル分が少ない。
〇溶解
外国から輸入した天日塩を水に溶かして濃い塩水を作り、その後煮詰めて塩の結晶を作る工程。
たくさん用語が出てきましたが、天日・平釜・焼成この3つを覚えておいてください。
そして、原材料にマグネシウム、カルシウム、カリウムといったミネラルが含まれているかどうか確認するのもオススメです。
精製塩の場合、塩化ナトリウムが99.5%なので栄養分表示にマグネシウム、カルシウム、カリウムがほとんど含まれていません。
ナトリウム:34g
マグネシウム:700mg
カルシウム:400mg
カリウム:240mg
といった表記がされています。
ぜひ商品を選ぶ際は製造方法と栄養表示を合わせて確認してみてください。
まとめ
詳しくは知らなかった製造方法や、一見すると複雑な用語もあったと思います。
それでも一度身につけた商品を見極めるスキルは、一生の財産となります。
ぜひご家庭のライフスタイルに合った調味料を選んでみてください。
- 味噌・醤油を選ぶ時は、原料を知る事からはじめよう。
- 原料以外のものは、何の為に入っているか?を考えましょう。
- 必要な原料のみから作られた商品を選びましょう。
- 砂糖・塩は製造方法を確認しましょう。
- ミネラル分が含まれている商品を選びましょう。
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